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  ●女性にもある加齢臭

加齢臭といえば、中高年以降の男性特有のものという認識を持っている人が多いですが、実はそうではなく、女性にもあるものです。

加齢臭は男性ホルモンと関係しているために、男性の方が加齢臭が多いのは確かです。
しかし女性にも男性ホルモンがあり、女性ホルモンの低下と共に加齢臭を発生させますから、油断はできません。

比較的女性は男性よりも体臭に気をつけている人が多いため、加齢臭を生成していても上手に対応しているので気づきにくいだけかもしれませんね。

気温と湿度が高いこの季節は、体臭や汗の匂いとともに、加齢臭も気になります。
と くに、頭皮は頭髪により通気が良くないのでべとつきやすくなり、身体 の部位の中でも加齢臭を発生しやすい場所ですから、匂い対策をしなければなりません。

 
加齢臭が強く出る体の部位

※ 皮脂の分泌がさかんなところ、次のような部位に加齢臭が多く発生し ます。

頭部・耳の後ろ・小鼻の脇・わきの下・胸・背中
 

そんな折、「塩シャンプー」「塩洗髪」が、テレビ番組で何度か取り上げられ、 注目を浴びています。
頭皮、頭髪に関するいくつかの効果が得られること、安価で手軽に実践できる ことで人気です。

頭皮も肌の延長ですので、肌にいいものは、頭皮にもいいというわけです。

参照
美容・健康・ダイエットに効果のある炭酸バスソルト
http://rose-salt.net/?tid=2&mode=f21#no5
(1) 塩洗髪の効果とそのメカニズム



 
頭皮の匂いを消すために、洗浄力の強いシャンプーで頻繁に髪を洗うという人がいますが、それはむしろ逆効果です。
人の皮膚には皮脂があり、細胞から水分が蒸発するのを防いでいます。また、この皮脂と汗が混ざって皮脂膜をつくり、そこに常在菌が存在して、体に害を与える悪い菌か繁殖することを防いでいます。
殺菌力や洗浄力の強いシャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮を保護している皮脂や常在菌を破壊し、肌を守るバリアをなくした状態になり、代わりに悪い菌やカビがはびこります。その結果、フケやかゆみをともなう症状になります。

塩うがいのご紹介の時に、殺菌力の強いうがい薬を使うより塩水をオススメしたのと同じ理由です。

参照
風邪・インフルエンザ・アレルギー性気管支炎予防に塩うがい
http://rose-salt.net/?tid=2&mode=f19#no4


また、洗浄力の強いシャンプーによる皮脂の取りすぎにより、失った皮脂を補おうとして過剰分泌をまねき、これが加齢臭などの悪臭の元になります。

塩シャンプーを使うと、皮脂や常在菌を適度に守りながら、垢などのたんぱく質汚れを落とすことができるため、フケやかゆみ、頭皮の匂いを予防できるというわけです。

塩洗髪を続けることで、徐々に頭皮を健康な状態に戻すことができ、結果、育毛状態も良くなって、抜け毛・薄毛・白髪が改善したり、髪のつやがよくなったりという二次的な効果が得られることもあるのです。

ここでは、岩塩を使った塩シャンプーをご紹介しましょう。
 (2) 塩シャンプーの作り方・塩洗髪のしかた  
【材料(1回分)】
ローズソルト 小さじ1〜2
クエン酸 大さじ3
ぬるま湯 洗面器  8分目
(お好みで)
好きな香りの精油(アロマオイル)  数滴

洗面器、あればシャンプーなどの空き容器
 
【塩シャンプーの作り方】
洗面器にぬるま湯を入れ、小さじ1〜2のローズソルトを入れ、よくかきまぜます。
面倒でなければ、きれいに洗ったシャンプーの空き容器などに入れます。
簡単にすぐできますので、洗髪をする直前につくるといいでしょう。


【塩洗髪のしかた】
1. 洗髪前に、しっかりブラッシングします。

2. 温かめのお湯(40℃くらい)で、髪と頭皮を洗い、ほこりや皮脂汚れを洗い流します。

3. 塩シャンプーを頭皮全体に行き渡るように付けていきます。

4. 頭皮を軽くマッサージするようにしてなじませます。

5. 2〜3分たったら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。

6. 塩シャンプーだけでは髪がきしんで気になる人は、クエン酸リンスをします。洗面器半分くらいのぬるま湯を入れ、大さじ3のクエン酸と、お好みによって精油を数滴加えてまぜてつくります。精油はローズマリーやレモンオイルのように頭皮に良いといわれるものもあるのでそれらでもいいですし、塩洗髪を楽しむためにはお好みの香りでもいいでしょう。



【塩シャンプーの頻度】
基本的には毎日しても大丈夫です。普通のシャンプーを続けていた人が、すべて塩シャンプーに切り替えると、頭皮が改善されるまで最初はべたつき感を感じるかもしれません。それが気になる人は、だんだん塩シャンプーの頻度を増やしていくようにし、根気よく続けることが大事です。


【注意】
・頭皮や身体に傷がある場合は、しみますので、塩シャンプーは中止してください。
・浴室の金具部分に塩水がかかるとサビの原因になることがありますので、シャンプー後は浴室全体もきれいに洗い流してください。

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